こんにちは。税理士の柴田です。
平成20年より始まったこの「ふるさと納税」という制度。
これまでも「寄付金控除」という制度はあったのですが、この制度を拡充したものが「ふるさと納税」という制度です。
確定申告をすることによって寄付金のうち、2千円を超える部分の金額が税金の還付や控除という形で還元されます。
しかも市区町村によっては様々な特典が付いてきます。
自分の生まれ育った市区町村に寄付することによって、税金を国から地方に移譲することを目的としてできた制度ですが、この特典を目的としていろんな市区町村に寄付される方が増えてきています。
もともとの趣旨とは少し違った形になってきているのかもしれませんが、自分で寄付(納税)する市区町村を選び、税金の使い道について少しでも意識するようになるという意味ではよい制度だと思います。
ただし2千円を超える部分がすべて還付されるわけではなく、所得によって限度額が異なってきます。
この特典を目的とされる方は自分の限度額がいくらなのか前もって試算してから寄付をするようにして下さい。
そして確定申告することも忘れないで下さいね。